日曜日は退屈で2006年01月30日 10:01

今日の空模様は変化に乏しく、 明けてから日の入りまでの間、 空は単調な灰色に塗りつぶされたまま。 ザーッと降り続く雨に時折強い風が重なり、 こんな日に外に出るのは得策ではなかろう。

午前中はスタバ、午後はフードコートのToGoで、 適当に見繕い部屋に戻ってくる。

窓越しの灰色の空を見上げつつ、 ラヴェルのマ・メール・ロワを聴いたりして、 ああiPodがここにあってよかった。 iPodがあればどこにいても退屈しないよ。 と思う。

パスカル・ロジェのピアノは静かに美しく整っていて、 退屈な空模様にはなんだか似合っていた。 こんな音を求めていたように思う。

コメント

_ guchi ― 2006年01月30日 11:41

マ・メール・ロワは全体としてはファンタジックなのに、前奏曲だけ妙に調性感が希薄でメカニックな音作りなんだよねぇ。。。

それはそれとして、オーケストラ版もおすすめ。終曲のコーダの充実度は、やはりオーケストラの圧勝ですよ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FJ8W/qid=1138588426/sr=1-3/ref=sr_1_2_3/503-5030444-8735900

_ Laksa/ako ― 2006年01月30日 21:01

オケで終曲「妖精の園」聴きながら。空の色のような青から紫、赤へ。
前奏曲私は好きだけどなぁ。
ピアノ版もオケ版も気分によって聞き分けてます。

_ hiro ― 2006年01月31日 14:41

わたしゃそりゃもうこの前奏曲のグレイかつ抽象的な音の鎖列を愛するね。まどろみの世界の光と影の色。

妖精の園は、パステルグリーン。徐々に明るさを増していく。ロジェの音だと後半はどんどんピンクが加わる感じ。

_ guchi ― 2006年02月02日 23:20

あ、ちなみに僕も前奏曲好きですから(笑)

最初に聴いたときは断片的な曲想ばっかりだって思ったけど、
後続の曲とつながってるんですよね。鳥の声もいろいろ出てくる。

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_ Laksablog - 2006年02月05日 17:16

「ギミーヘブン」という映画が公開中。共感覚が題材になっているのだが、予告編を見てもどーもしっくり来ない。深刻に考えすぎ、というか…そんな特別扱いしないでよーと言うのが正直なところ。

私はAは赤、Bは黄色みたいに文字に色を感じるし、音楽を聴くときも色や空間が感じられる。みんなそうだろうと思っていたが、そういうわけではないということや、「共感覚」という言葉を知ったのは2〜3年前のことだったと思う。「誰もが同じように世界を見ているわけではない」という意味ではショックを受けたし、聴いている音楽の鮮やかな色を伝えたくて伝わらないもどかしさも感じたけれど、孤独感とは違うと思う。

小学校の頃、担任の先生に出していたノートには、アは赤、イは青と一つずつ文字の色を説明しているページがあった。それをおかしい、ともいわずに受け入れてくれた担任もすごいし、周囲もそんなもんだと思ってくれてたのだろう。今になっても、ks91さんと字と色の印象をごく普通の会話で話すことがある。

とても近い感覚で音楽を聴いている人がいると、涙が出るほど嬉しい、と感じる。 nyさんのマメールロワのコメントを読んで、あとmixiでのある歌への感覚を読んで、全く同じものを見ているわけではないけれど、こういう感じ方をしているんだってことに強烈に感激してしまった。この感覚は通じ合える。ギミー・ヘブンのような絶望感は感じないが、見つけたときの感動は大きい。

共感覚については、この本が個人的にはいちばんお勧め。ぜひ読んでみてください。
「ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界」(Amazonにリンク)